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SはMを見、Mは自分を見る

 

この言葉はSMの本質をついた言葉として、多くの人に語られています。

自分もまさにそのとおりだと思います。

SMの主人公は、Mなんですよね。

 

Mにナルシストや、他人に見られたい願望があるのは間違いありませんね。

よく、未経験者から「自分はM(の素質はある)でしょうか?」という質問を受けます。

検証するには、「他人に見られたい願望があるか。」を問えば良いでしょうね。

「恥かしいです。」は答えではないワケで、

「恥かしい」を通り越したところで、願望があるのかないか。

ちなみに自分は「無い」よって、Mではないと結論つけた次第です。

 

Sは自分がMをどうのこうのして、Mがヨガっていることに興奮を覚えます。

それが、サディスティックな興奮か、エロティックな興奮か、支配感・優越感かは人によって様々のようです。

それによって、そのSのプレイスタイルが決まってきます。

サディスティックな興奮を味わうSは、ノッてくると、もっとMを虐めることになります。

ちなみに自分はエロティックな興奮ですね。ノッてくると、もっとMにスケベな行動(発言)を要求します。

とにかく、自分の自由などうのこうの(責め・言葉・痛み・羞恥)によって、

無抵抗なMが、どのように反応する(受け入れる)か、それを見て喜んでいます。

 

Mは、無抵抗な状態で、Sの勝手気ままなおもちゃにされることに喜んでいるようです。

日常ではありえない自分を曝け出し、それをSやギャラリーに見てもらうだけではなく、

そんな自分を見て、自分で興奮しています。

明かに、人に見られている自分を(心の目で)見て興奮しています。

だから、目隠しを好きなMが多いですね。

だれに見られているのかわからない。これは見られて喜んでいるのとは違いますね。

見られている自分を(心の目で)見て喜んでいます。

 

小説スカウトシリーズの「和樹」をアップした時の感想に、

「このあと、和樹がどのように調教されるか、楽しみです。」という感想を頂きました。

スカウトシリーズの主人公は、スカウトたる光典です。

ですから続編は、Mは他の人になります。そうでなければスカウトの仕事にならない。(笑)

しかし、読者の関心はMである和樹にいった。和樹がどうなるのか?

このことからも、SMの主人公はMであることを自分は痛感した次第です。

だいたいSが主人公のSM小説ってあります?

最近SM系のビデオも多く販売されていますが、Sが主人公のビデオってあります?

Sはビデオに映っていない場合も多いですね。

さらにいうと、Mサイドが書いたのレポートを読んでみてください。

Sはご主人様なはずなのに、Sの描写って書いてありましたっけ?

中には、Sの年齢さえわからないレポート・小説がゴロゴロありますね。

逆に、Sが醜い描写。醜いSにやられて喜んでいるM。

つまりダシに使われていますね、Sは。そんなものです。

 

勿論、Sたる自分はそれをトヤカク言うどころか、やっぱりMに興味があります。

やはりSMの主人公はMなんですね。

 

 

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